アナニーとは、アナルやその周辺を刺激して楽しむオナニーのこと。
男性のアナニーでは前立腺を刺激する方法がよく知られているけど、アナニーそのものが前立腺オナニーだけを意味するわけではない。
アナルの外側を触って楽しむ方法もあるし、専用のグッズを使う方法もある。
男性だけのオナニーでもない。
ただ、これまで紹介してきた床オナやチクニーなんかと比べると、アナニーは少し安全面を意識した方がいい。
肛門や直腸は、強い摩擦や無理な刺激で傷つくことがある。
中に入れた物が抜けなくなって、医療機関で処置が必要になった例も実際にある。
だから、怖がりすぎる必要はないけど、何でも入れていい場所として考えるのも違う。
この記事では、アナニーがどんなオナニーなのか、前立腺オナニーとの違い、使うものや楽しみ方から、医学的に分かっているリスクまでまとめて紹介する。
アナニーとは
アナニーは、アナルをキモティポイントとして楽しむオナニー。
アナルの外側を刺激するものから、専用の器具などを使って内部を刺激するものまで含まれる。
ネットでは男性向けの情報がかなり多い。
これは、直腸側から前立腺を刺激するオナニーが「アナニー」として紹介されることが多いから。
でも、本来はもっと広い言葉。
前立腺を刺激しなくても、アナルへの刺激を楽しんでいるならアナニーの範囲に入る。
アナニーと前立腺オナニーは同じ?
完全に同じではない。
アナニーは、アナルを使ったオナニー全般。
前立腺オナニーは、その中でも男性の前立腺への刺激を目的とした方法。
つまり、
アナニーという大きな枠の中に、前立腺オナニーがある
と考えると分かりやすい。
男性向けの記事では2つがほぼ同じ意味で使われることも多いけど、言葉としては分けておいた方がいい。
【内部リンク:前立腺オナニー】
アナニーで使うもの
アナニーは、必ず何かを内部へ入れなければいけないオナニーではない。
外側から触るだけでも楽しめる。
内部への刺激をする場合は、身体への使用を想定して作られたアナル用グッズを選ぶ方がいい。
大事なのは、家にある物を何となく代用品にしないこと。
アナルの中へ物を入れる場合、完全に入り込んで取り出せなくなる事故が実際に起きている。
そのため、内部へ使用する物なら、奥へ入り込まない形に設計された専用品を使う。
潤滑もかなり大事になる。
肛門や直腸は、膣のように刺激に合わせて十分な潤滑液が出る場所ではない。
摩擦を減らすためにも、身体に使える潤滑剤を使う。
アナニーのやり方
アナニーは、いきなり強い刺激から始める必要はない。
まずはアナル周辺を外側から触って、自分がその刺激をどう感じるのか確かめるくらいでいい。
気持ちいい人もいる。
くすぐったい人もいる。
特に何も感じない人もいる。
内部への刺激を試す場合も、痛みを我慢して進めるものではない。
十分な潤滑を使う。
身体に使うことを想定した物を選ぶ。
無理に強い刺激を作らない。
痛みが出たら止める。
アナニーでは、このあたりの方が「すごいテクニック」より大事になる。
何センチ入れる。
何回動かす。
どれくらい我慢する。
そういう共通の正解があるわけではない。
身体の反応を基準にした方がいい。
アナニーで用意したいもの
最初に用意しておきたいのは、このあたり。
- アナル用として作られたグッズ
- ローション
- ティッシュやタオル
- 必要なら使い捨て手袋やフィンガーコット
- グッズを使うなら、使用後に洗える環境
中へ入れるグッズで一番大事なのは、根元に広いストッパーがあること。
アナルは、入れた物がそのまま奥へ入り込んでしまうことがある。
だから、細長いだけの物や、家にある物を適当に代用するのではなく、アナル用として設計された物を使った方がいい。
初心者なら、いきなり大きな物を選ぶ必要もない。
小さめで、表面がなめらかで、取り出しやすい物からで十分。
アナニーのローションは何を使う?
アナニーではローションをケチらない方がいい。
肛門や直腸は、膣のように刺激に合わせて十分な潤滑液が出る場所ではない。
摩擦が強いまま動かすと、痛みや傷につながることがある。
最初なら、身体に使える水性ローションが分かりやすい。
水性なら、多くのグッズやコンドームと合わせやすい。
アナニー向けとして粘度が高めに作られたタイプもあるから、サラサラした物より、ある程度クッション感がある方が使いやすいこともある。
シリコン系ローションは乾きにくいという特徴があるけど、シリコン製グッズとの組み合わせは製品によって相性がある。
使うならグッズ側の説明を確認する。
油性の物は、ラテックス製コンドームを傷めることがある。
そして、麻酔成分などで感覚を鈍らせるローションは避けたい。
痛みは「ちょっと待って」のサインでもある。
そこを消して続けるより、痛ければ一度止める方がいい。
初めてのアナニーはこの順番で
いきなり中へ何かを入れなくていい。
まずは外側からで十分。
1.手やグッズを清潔にする
手を使うなら洗っておく。
爪が長いなら短くして、尖った部分がない状態にしておく。
グッズも、メーカーの説明に沿って清潔にしておく。
2.アナルの外側から触ってみる
最初は周辺を軽く触るくらい。
押す。
なでる。
円を描くように触る。
その刺激を気持ちいいと感じるか確認する。
ここだけで楽しんでもいい。
3.ローションをしっかり使う
内部への刺激を試すなら、ローションを十分使う。
「ちょっと滑ればいい」ではなく、摩擦を減らせる量を使う。
途中で乾いてきたら足せばいい。
4.内部へ進むなら、ゆっくり
身体に力が入っている状態で無理に押し込まない。
息を吐きながら、身体が受け入れられる範囲でゆっくり。
痛ければ止める。
「ここを突破すれば気持ちよくなる」と我慢するものではない。
5.慣れてきたら刺激する場所を探す
内部の刺激が気持ちいいなら、少しずつ角度や動かし方を変えてみる。
男性なら、前立腺周辺への刺激を気持ちよく感じる人もいる。
ただ、前立腺を必ず探し当てなければいけないわけではない。
アナルそのものの刺激が好きなら、それでもいい。
6.終わったらグッズを洗う
使ったグッズは、製品の説明に従って洗う。
身体に痛みや出血がないかも確認する。
これが基本。
男性のアナニー
男性のアナニーでよく出てくるのが前立腺。
ここからは身体の構造に関わるので、正式名称で書く。
前立腺は膀胱の下にある男性生殖器の一部で、直腸側から近い位置にある。
そのため、直腸側からの刺激を性的な快感として感じる男性がいる。
これが、いわゆる前立腺オナニー。
ただし、
「男性なら前立腺を刺激すれば誰でも気持ちいい」
とは言えない。
前立腺刺激によるオーガズムは医学文献でも報告されているものの、研究そのものは多くない。
かなり気持ちよく感じる人もいれば、あまり快感を感じない人もいる。
ここも個人差がある。
女性でもアナニーできる?
できる。
女性には前立腺はないけど、アナニーができないわけではない。
アナル周辺への刺激そのものを気持ちよく感じる人はいる。
女性の場合も、外側だけを刺激してもいいし、専用のグッズを使う人もいる。
クリティや膣ティなど、別のキモティポイントへの刺激と組み合わせてもいい。
「アナニー=男性の前立腺オナニー」と考えなくていい。
アナニーは危険?
ここは、ネット上でもかなり意見が分かれる。
「危険だからやらない方がいい」
という医療系の記事もあれば、
「正しくやれば問題ない」
という成人向けの記事もある。
実際には、白黒で決めるより、何がリスクなのかを分けた方がいい。
医学的に実際の症例があるのは、
肛門や直腸の傷。
出血。
異物が抜けなくなる事故。
まれではあるけど、直腸に深い損傷が起きるケース。
こうしたもの。
一方で、
「アナニーをすると必ずEDになる」
「アナニーをすると必ず括約筋が緩む」
「前立腺を刺激すると必ず前立腺炎になる」
といったところまで単純には言えない。
医学的に確認されているリスクと、可能性として語られている話は分けて考えた方がいい。
アナニーで物が抜けなくなることはある?
ある。
ここは実際に医学文献でも報告されている。
直腸内に入れた異物が自力では取り出せなくなり、医療機関で摘出されるケースがある。
だから、身近な物を適当に使うのは避けた方がいい。
特に、
奥へ完全に入り込む形。
割れる物。
尖っている物。
表面が粗い物。
身体への使用を想定していない物。
こうした物は使わない。
内部へ使用するなら、アナル用として設計され、奥へ入り込まない形になっている専用品を選ぶ。
「入るから使える」とは限らない。
アナニーで痛い・出血したら?
ここからは医学・安全に関わるので正式名称を使う。
肛門や直腸に強い痛みが出たら、そのまま刺激を続けない。
出血した場合も一度中断する。
軽い刺激による一時的な違和感と、医療的な処置が必要な損傷を自分だけで完全に見分けるのは難しい。
出血が続く。
強い痛みがある。
腹痛がある。
発熱する。
取り出せない物が残っている。
こうした場合は、医療機関へ相談した方がいい。
特に異物が抜けなくなった場合、自分で無理に取り出そうとしてさらに傷つけることがある。
アナニーで括約筋が緩む?
「アナニーをすると肛門が緩む」という話もよく出てくる。
アナル性交などの経験と便失禁との関連を調べた観察研究はある。
ただ、それをそのまま、
「アナニーをした人は括約筋が緩む」
と全員に当てはめることはできない。
アナル性交と自慰は同じ行為ではないし、頻度や刺激の強さにもかなり差がある。
今のところ、「たまにアナニーをすると必ず括約筋が緩む」と断定できる話ではない。
アナニーで前立腺炎になる?
これもよく出てくる話。
前立腺炎のある男性に、ED(勃起不全)などの性機能障害が多く見られるという研究はある。
ただし、
前立腺炎と性機能障害に関連があること
と、
アナニーが前立腺炎を引き起こすこと
は別。
前立腺刺激そのものが前立腺炎の直接的な原因になると、現在の研究だけから一律に断定することはできない。
だから「前立腺を触ったら前立腺炎になる」と考える必要はない。
一方で、痛みや排尿時の違和感など身体の症状があるなら、オナニーの問題として自己判断せず、泌尿器科へ相談する選択肢がある。
アナニーをするとEDになる?
アナニーとED(勃起不全)についても、単純な因果関係としては考えない方がいい。
前立腺炎などの疾患とED(勃起不全)との関連は研究されている。
ただ、
「アナニーをした」
↓
「前立腺炎になった」
↓
「EDになった」
という流れが、アナニーをする人全体で証明されているわけではない。
アナニーをしているだけでED(勃起不全)になると決めつける必要はない。
前立腺なら誰でも気持ちいい?
そうとは限らない。
前立腺への刺激で強い快感やオーガズムを経験する人はいる。
ただし、男性なら誰でも同じように感じるとまでは言えない。
前立腺刺激によるオーガズムについては医学的な報告があるものの、その仕組みや個人差については研究が十分とは言えない。
「全然気持ちよくない」
という人がいても、それだけで何かがおかしいわけではない。
アナニーも、自分に合う人と合わない人がいる。
ドライオーガズムまで行くことはある?
前立腺刺激の話になると、ドライオーガズムという言葉もよく出てくる。
ドライオーガズムは、射精を伴わないオーガズムを指して使われる言葉。
前立腺刺激によってそうした体験をする男性の報告はある。
ただ、
「普通のオーガズムより○倍気持ちいい」
「何度でも必ず連続でイケる」
といった話は、医学的に測定された共通の倍率や保証ではない。
体験談と医学的に確認されたことは分けて考える。
【内部リンク:ドライオーガズム】
アナニーするときに避けたいこと
アナニーは、何を入れるかより先に「何をしないか」を知っておいた方がいい。
身体への使用を想定していない物を内部へ入れる。
奥へ完全に入り込む形の物を使う。
尖った物や割れる物を使う。
潤滑が足りないまま強い摩擦を続ける。
痛みや出血があるのに続ける。
取り出せない物を無理に奥から掻き出そうとする。
こうしたことは避ける。
アナニーは、痛みに耐えるゲームではない。
気持ちよくないなら止めていい。
アナニーに似ているオナニー
前立腺オナニー
男性の前立腺への刺激を中心に楽しむオナニー。
アナニーの中でも特に男性向けとしてよく紹介される方法。
【内部リンク:前立腺オナニー】
アナルグッズを使うオナニー
身体への使用を想定して作られたアナル用グッズを使う方法。
内部へ使用するなら、一般の生活用品を代用するより専用品を選ぶ方がいい。
【内部リンク:アナルグッズ】
指オナ
指を使ってキモティポイントを刺激するオナニー。
女性ならクリティや膣ティへの刺激と組み合わせることもできる。
【内部リンク:指オナ】
こんなオナニーもあるよ
アナニーが自分に合うなら、それもオナニーの選択肢のひとつ。
合わないなら、無理に「開発」する必要もない。
乳首を主役にするチクニー。
クリティを主役にするクリオナ。
シャワーの水流を使うシャワーオナニー。

床や布団へ身体を押し当てる床オナ。
物の角や縁を使う角オナ。
身体のキモティポイントは一つじゃない。
アナルが気持ちいい人もいる。
そうでもない人もいる。
どちらでもいい。
オナニーは、自分にない快感を無理に作るものじゃなく、自分にある気持ちよさを探していくもの。
後ろから、世界へ。
いや、宇宙へ。





